海外企業との取引では、国内取引に比べて相手方の情報が圧倒的に少なくなります。そのため、倒産リスクや不払いを回避するためには、定期的な情報収集が欠かせません。
その中でも最も効果的で、かつコストを抑えながら実施できる方法が《決算書》のチェックです。企業の実態を最も正直に映し出すのが数字であり、これを活用しない手はありません。
海外企業の決算書は、税理士や会計士であっても読み慣れていないケースが多く、専門家に依頼すると費用もかかります。とはいえ、毎回詳細な分析が必要なわけではありません。
帝国データバンクなどのリサーチ機関に依頼する方法もありますが、自社で最低限のチェックができれば、コストを抑えつつ継続的なリスク管理が可能になります。
国際取引の初期判断であれば、決算書を細かく読み込む必要はありません。PL・BS・CSをざっと眺め、次の3点を確認するだけで、相手企業の健全性を大まかに把握できます。
・利益は出ているか(PL)
・負債が急増していないか(BS)
・キャッシュは十分に残っているか(CS)
この3つだけであれば、30分もあれば十分にチェック可能です。粉飾を行う企業は論外ですが、数字は企業の“本音”を映し出します。決算書を読むことは、国際ビジネスにおける最も確実なリスク回避策です。
相手企業の財務状況を把握することは、取引の安全性を高めるだけでなく、交渉や契約条件の設計にも大きく影響します。特に英文契約書や海外取引の場面では、決算書の読み解きは欠かせないスキルです。
英文契約書専門事務所であるGoldenWillerは、契約書作成とリスク分析を通じて、企業の海外展開と国際ビジネスの成功をサポートします。
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